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母乳育児 ➀


当院では母乳育児を推奨しています。

母子の愛着を強め、幼児期以降の発達や教育にも貢献するおっぱい育児のすばらしさを理解していただきたいと思います。

ハシイ産婦人科では「おっぱいカウンセリング」外来でケアを行っており、早期に母乳育児を成功していただく様にフォローアップします。

離乳期やお母様の仕事復帰に際しても、母乳育児を上手に続けていくご相談を行っています。母乳育児についてご心配な方は、ぜひスタッフにご相談下さい。
 
 
「母乳」と「離乳食」は食育のはじまり
子育てにおいて「食育」が大変注目されていますね。「食」を通してご両親が子供達に伝えたい事は数えきれません。

・ 身体を作る大切な栄養素をバランスよく摂らせたい。
・ 食ベ物の大切さを教えたい。
・ 季節感のある自然な食材を子供達に体験させたい。
・ 人工添加物の少ない健康的な味覚を家庭の味として子供に贈りたい。
・ 台所仕事でお手伝いをする心を育てたい。
・ 食事作法やお料理の方法を通して躾や日本の文化を伝えたい。などなど


「食」を大切にしたいのは、栄養を摂取するためというだけではなく、「食」を通して親から子へ授ける事のできる数限りない体験があるからなのです。
「食育」とは、ご両親とくにお母様から子供達への「かけがえのない贈り物」であると思います。

乳児期にできる「食育」それは「母乳育児」と「離乳食」です。

待望の我が子を授かって子育てが始まり、まず最初にお母様ができる「食育」、それが「母乳で育てること」です。
「母乳」をあげることは、ミルクで育てることに比べるととても時間と手間のかかる育児です。
お母様は身を削って赤ちゃんに栄養を与えるのですから、時には思い通りにならなかったり、乳首や乳房が痛くなったりすることもあるでしょう。でも子育てに早道はないのです。
「食育」において手間ひまかけたお袋の味に勝るものがない様に、最初は多少回り道のようでも、お母様だけが赤ちゃんに与えることのできる「母乳」こそ子育て最初の大切な贈り物です。
母乳育児に成功したならば、次に待っているのが離乳期です。産後6ヶ月を過ぎる頃から「離乳食」を開始します。この時期に大切なことは「離乳食」用に特別なものを用意し熱心に慣れさせることよりも、お母様の膝の上で家族と共に食事をする喜びを経験させてあげることではないかと思います。
食事は楽しいものだという雰囲気がまず大切です。
 

 
「母乳」がなぜ赤ちゃんに大切なの?
<母乳が大切なワケ>

「母乳」の中に含まれる成分は、ミルク(人工乳)とは比べ物にならないくらい多様で優れています。赤ちゃんにとって「母乳」に勝る完全栄養食はありません。

・栄養素のバランスが優れているだけではなく、赤ちゃんを病原菌から守る免疫物質や発達を助ける成長因子、消化吸収を良くする消化酵素までも含み、ミルクの及ぶところではありません。

・赤ちゃんはおっぱいを吸いながら、直接お母様の肌の温もりに触れ、匂いを感じ、母の胸に抱かれる安心感を覚えます。これにより、母子の絆を強め情緒の安定に役立つと言われています。

・おっぱいを吸うために赤ちゃんは、顎や舌をとても上手に使わなければいけません。この動作が脳の発達を刺激し、咀嚼力・発語機能を促す大切な動作であることも研究で明らかになってきています。

母乳育児は「食育」のはじまりゆえに赤ちゃんに母乳をあげる事は、栄養面の優越性のみならず、発達を促すためにも大切な行為であり、お母様だけが与えることのできる「食育」の始まりなのです。
 

 
母乳育児の利点
母乳育児は赤ちゃんにとってすばらしいだけではなく、お母様にとっても良いことがあります。

<赤ちゃんへの利点>
・ 乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生率が少ない
・ 小児糖尿病、小児がん、中耳炎の発生が少ない
・ 歯科矯正や歯の問題が少ない
・ 精神的、社会的発達が良くなり、より高い知能との関連がある

<母親への利点>
・ 母親にとって授乳は喜びの源になる   
・ 乳がんと卵巣がんの発生率が減少する
・ 産褥うつ病の減少   
・ 避妊に役立つ
・ 虐待や育児拒否が少なくなる   
・ 経済的で便利
・ 産後の子宮復古が早い   
・ 事故や災害時のミルク供給不安がない

現代では、子供を取り巻く多様な社会環境の中で、親子の絆作りに難しさを感じたり、子育てや教育方法に不安を持つお母様方も多いと思います。
実際に、幼児虐待や育児拒否の報道が増え社会問題になっています。
子供を授かったばかりのこの時期から、母子の愛着を強め、幼児期以降の発達や教育にも貢献する母乳育児のすばらしさを理解していただきたいと思います。
 
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